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各種違い(3D)

樹木オブジェクトを並べるときのひと工夫

同じ木のオブジェクトを配置するときにX-Y平面でランダムに回転させながら配置することで自然な木のレイアウトができます。

使うコマンドはコピーする要素を選択した上で、[ 編集 ] > [ 移動とコピー ] > [ 連続コピー ]から展開します。
これのショートカットはコピーする要素を選択した上で、Ctrlキー+Uキーです。

[ 編集 ] > [ 移動とコピー ] > [ 連続コピー ]
[ 連続コピー ]ダイアログが展開するので、パスに沿って等間隔で連続コピーする際の設定の工夫をします。

  1. [ 移動 ]を選択
  2. [ 図形入力方法 ]欄は [ 増加と展開 ]を選択
  3. [ 入力前にパスを取得 ] にチェック
  4. [ コピーの回転 ]欄は[ パスに沿って回転 ]を選択
  5. [ OK ]をクリック
連続コピーする際の設定

オブジェクトを沿わせる[ パス ]を選択します。

パス を選択

カーソルを移動すると[移動と回転基準点]が動くので、オブジェクトの中心に合わせてクリックします。

移動と回転基準点の設定

オブジェクトの移動間隔を指定します。

移動間隔を指定
[ パス ]、[移動と回転基準点]、移動距離を指定してからカーソルを移動すると[ パス]に合わせて連続コピーされます。

[ パス ]に合わせて等間隔に連続コピーができました。

連続コピー結果2

もう一つ、[ 入力前にパスを取得 ]したときに、[ コピーの回転 ]欄を[ ランダム ]を選択して違いを確認してみます。

ランダムコピー

先ほどと同様に、[ パス ]を選択し、

パスの選択
[移動と回転基準点]を指定し、

移動と回転基準点の指定

オブジェクトの移動間隔を指定します。

移動間隔を指定

カーソルを移動すると[ パス ]に合わせて連続コピーされますが、[ コピーの回転 ]欄を[ パスに沿って回転 ]を選択したときとは異なる動きをします。

オブジェクトが回転して配置されています。[ パスに沿って回転 ]のほうがこの動きに合っている気がしますが、下図のような違いがあります。

[ ランダム ]

ランダムコピー結果

[ パスに沿って回転 ]

連続コピー結果
[ コピーの回転 ]欄を[ パスに沿って回転 ]と[ ランダム ]にした時の違いを3Dウィンドウで確認してみます。

各種違い

3Dウィンドウでは左側を[ランダム]、右側を[パスに沿って回転]で配置したオブジェクトを表示しています。

各種違い(3D)
[ランダム]にした方が回転しながら配置しているため幹の折れがランダムになり同じオブジェクトでも自然な並びになっていますが、[パスに沿って回転]にすると同じ向きでコピーされるので均質になってしまいます。

同様に枝についても [ランダム]にした方が回転しながら配置しているため枝の折れがランダムになり同じオブジェクトでも自然な並びになっていますが、[パスに沿って回転]にすると同じ向きでコピーされるので均質になってしまいます。

各種違い(3D)

このような細かな気配りによって、枝の異なるオブジェクトを複数使う必要もなく、簡単にパースのクオリティを上げるコツになります。

連続コピーダイアログに関する詳細な解説は下記リンクから動画にてご確認ください。

【ARCHICAD 21新機能】連続コピーダイアログの強化

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1 コメント : “樹木オブジェクトを並べるときのひと工夫

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