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プロジェクトを開こうとすると、時々「排他的アクセスで云々~」という警告が出ます。【#BIM相談室より】

グラフィソフトのカスタマーサクセスチームが月1回お届けしている「#BIM相談室」という番組から、ひとつご紹介するシリーズ 第6弾。
今回は先日行われた、第13回「1周年記念2時間スペシャル」の中で採用された質問を解説します。

ArchicadのPLNファイルを開こうとすると、「排他的アクセスで開く」「読み取り専用として開く」のメッセージが表示されて、そのまま開けないことがあります。
実際に別の方がそのファイルを開いている場合は理由がわかりやすいですが、「○○が使用しています」と表示されても、実際には開いてもいないのに?!と悩まれる場合もあるのではないでしょうか。

まず「排他的アクセス」とは?
同時に複数の人が同じファイルを開くことを防ぐために、ファイルに対するアクセス権のことです。

ですので、本当に他の人が開いているのに、「排他的アクセスで開く」を選ぶと、ファイルの保存が両者のものが
上書きされてしまうことがあるのでかなり注意が必要です。

ですので、上記の警告メッセージにあるように、上書きをしてもよい状況の際にご利用ください。

今回は、誰も今そのファイルを開いていないのに、このメッセージが表示される場合の対処法を解説します。

では、開けないPLNファイルが入っているフォルダを見てみましょう。

当該ファイル以外に、同じ名前の .lck という拡張子のファイルがあります。
この lckファイルは、そのファイルを作業中で他の人に使われないように(まさに排他的アクセス)するためのロックをかける意味があります。これはArchicadでPLNファイルを開くと自動的に作成されます。
通常は正常にファイルを閉じると、このファイルは自動的に削除されるのですが、何らかのトラブルで正常に終了できなかった場合に、lckファイルが残る場合があります。

その状況でこのファイルを開こうとすると、前述の警告メッセージが表示されます。

では、その状況を修復するにはどうしたらよいでしょうか?
誰もそのファイルを現在開いていなくて、明らかにlckファイルが残ってしまっているという場合は、このファイルを削除するだけで解決できます。

くれぐれも使用しているファイルのlckファイルを削除しないように気をつけてくださいね!

この内容に関しての記事がナレッジセンターにあります。
LCKというファイルが作成される

なにか調べたい場合は、「Archicad」と頭につけて、調べたいことを検索すると、このナレッジセンターやヘルプセンター、How to use Archicadやユーザーの方のブログやYouTubeなどを見つけることもできるので、広く検索したい場合は、お試し下さい。

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