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Archicad以外で作成した図面をBIMxで重ねて表示する

BIMxの3D上に図面を表示する機能、図面とBIMの関係がわかりやすくてとても良い機能ですよね。

Archicad24 サンプルプロジェクトより

図面をすべてArchicad上で作っている場合は問題ないのですが、例えば外構図のみ別の2DCADで作っていたり、施工で作ったBIMモデルに設計図を貼るようなシチュエーションもあるかと思います。

この場合に気をつけないといけない点を紹介します。

普通に貼ると…

ワークシートに図面ツールでDWGを貼って

ビュー登録→レイアウトに貼り付け

発行セットにパースと一緒に放り込んでBIMxファイルとして発行します。

すると…

3D上に図面が表示されない!

解決策

どうやらワークシートに貼り付けた図面は位置やフロアの情報がないので、BIMx側がどこに表示したらいいかわからないため表示されないようです。

おそらく平面図上に直接DWGを貼り付ければ問題なく表示されると思いますが、運用上ワークシート以外に貼り付けたくないこともあるかと思います。

少し手間ですが、ワークシートに貼り付けたまま表示することも可能です。

1.平面図をレイアウトに貼り付ける

貼り付けたいDWGと同じ階の平面のビューを作成してレイアウトに貼り付けます。(今度はDWGではなくArchicadの平面です

見やすくするために線を紫にしています

2.重ねてDWGのビューを貼り付ける

DWGを貼り付けたワークシートから作成したビューを、通り芯などにスナップさせながら、1と重なるように配置します。

3. 1の平面図の線をすべて非表示にする

1の平面図ビューを開き、レイヤーをすべてOFFにして何も表示されない状態にします。

ビューを右クリックして「現在のウィンドウ設定で再定義」を選択して、ビュー設定を上書きします、

レイアウトに戻るとDWGだけが表示された状態になっているはずです。

見えづらいときは一時的に平面図のビューをずらしてみましょう

確認ができたら、BIMxファイルとして発行してみましょう。

平面図の線は表示されていませんが、位置情報は残っているため。BIMxで表示したときもちゃんと表示されるようになります。

以上です。
今回の方法を応用すれば全然関係ない図や文章をBIMx3D上に表示も可能です!(使いみちがあるかは不明ですが…)

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