干渉チェックや距離チェックは知られていますが、Solibri Model CheckerはArchiCADの設定パラメータのチェックを行うことができます。
今回はすべての梁のIDが正しく入っているかをチェックします。
<ArchiCADでの設定>
- あらかじめArchiCADで「大梁」と「小梁」のレイヤに分けておきます。
- そして通常通り、大梁には「G○」小梁には「B○」とIDをつけます。
IFCファイルで出力を行います。
<Solibri Model Checkerでの設定>
- 使用するルールはコンポーネントフィルタによるプロパティルールのテンプレート(SOL/230/1.0)になります。(画像内③)
- ルールセットのパラメータを設定します(画像内①)
確認するコンポーネント:含む、梁、画層、=、大梁
要件:含む、梁、名前、含む、G - 確認ビューツールバーの「確認する」をクリックしてルールチェックを行います。
- 結果を確認すると「大梁」レイヤに入っているにもかかわらずIDが「B5」になっている梁が「不適切なプロパティ値」として検出されています。(画像内②)
このように、このパラメータにいろいろな要素やチェックしたい箇所を当てはめてあらゆるチェックを行うことができます。
例) ・階の梁、柱のサイズは○○である
・階のスラブの厚みは○○である